手根管症候群
手根管症候群を治療する理由

こんにちは、院長の東です。
「手根管症候群」 病院でそう診断されたりご自身の症状を調べてみるとこれかな?と辿り着いてみたり。
そうでもないと中々接する機会の無い言葉・症状名ではないでしょうか?
実は私自身、高校生の時に父親が手根管症候群で困っていて病院で手術を受けて更には珍しい症例だったようで、執刀医が学会発表する際に一緒に登壇して症状等を患者として報告する、という珍しい体験をした事で身近に感じる症状でもありました。
そんな体験を通して、手根管症候群の辛さは父親のお陰で身近に見てきましたし、当時の辛さも今なら役に立てかなという想いもあります。
手根管症候群でお困りのあなたに、少しでもお役に立てればと思います。
手根管症候群とは
「手根管」は右の図の青い部分、字の通り手の根元にある骨の上にかかる靭帯との間に出来る空間の事を言います。
この空間の中を手の指を動かす神経や血管が走行します。
しかし「手根管症候群の原因」で示すような何らかの原因でこの空間が圧迫されて神経が圧迫された時に指先にシビレが出たり、母指球の筋肉が痩せたりする「手根管症候群」の症状が出現します。
原因は様々ありますが、特に過度に手を使って出る症状などは、日常の手・体の使い方で症状が和らぐ事もあり、お役に立てる部分です。
当院の考え方として、オーバーユース=使い過ぎ、は人の体には有り得ません。
「正しい使い方」が出来れば治療としても、予防としても有効だと考えています。
手根管症候群の原因
手根管症候群は、出産後や中年以降の女性に多いとされています。
これは、出産前後や出産前後や更年期などに起こるホルモンのアンバランスによる「むくみ」によって手根管が圧迫されて症状が出るものです。
その他にも、以下のような症状が手根管症候群の原因として考えられます。
・過度に手を使う職業
・骨折の後遺症や腫瘍(ガングリオンなど)による圧迫
・血液透析(アミロイド)の沈着
・糖尿病、肝臓病、リウマチなどの持病
ちなみに私の父の場合には「骨折の後遺症」が原因でした。
高校生の時に体操で骨折をした後遺症でしたが、年数が経っての発症もあるというが珍しく学会発表に至ったようです。
手根管症候群の症状
・就寝中や朝起きた時に手の痺れを強く感じる
・痺れる場所は手のひらの親指〜薬指
(左の図の黄色の部分)
・痺れた手を、振ると楽になる
・手がこわばる
・小銭などの小さいものがつまみづらくなってきた
こんな症状が手根管症候群では認められます。
手根管症候群の治療方針
手根管症候群では「しびれ」の症状がありますが、当然「しびれが出た=手根管症候群」、という訳ではありません。
頚椎の問題で出るしびれ、胸郭の問題で出るしびれ、肘の問題で出るしびれ、腕の問題で出るしびれ…。
しびれの原因部位を特定する【ハート接骨院式検査法】でしびれの原因を特定していきます。
その上で、当院の治療方針は『患部の安静と血流増加』です。
①患部の安静;特に手を日常的に良く使う事で症状が出ている場合、かつ慢性化していない状態であれば安静を第一選択肢にして、ギプス固定を行っています。
かつて手の腱の手術は術後の癒着が出てしまい「No Man’s Land=誰も踏み込めない領域」と呼ばれていた時代があったように、手のギプスも難易度の高いものです。
当院では日本柔整外傷協会認定の技術で柔道整復師全員が出来る技術ですので安心して受けて頂くことが出来ます。
(過去のギプス固定のようすはこちらのブログからどうそ)
②血流増加;東洋医学には「標本同治」という言葉があります。
標治=患部を治す事。この場合には手根管への治療=ギプス固定。
本治=本来の原因を治す事。手根管への血流が減る原因となる姿勢を治したり体の使いか等を直したりする事。
患部の原因も、全体の原因も、そこだけ診るのではなく両方診てはじめて治療ですよ、という教えです。
これらの方針で手根管症候群へのアプローチを行っていますので、お困りの方や手術は避けたいとお悩みの方は是非一度ご相談頂ければと思います。
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